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保健所情報

保健所の食中毒の原因調査



住民の健康及び生活衛生の保全を担う保健所では、食卓の安全を脅かす「食中毒」の原因調査も行なっています。ここでは、食中毒の概要と保健所による食中毒の原因調査の流れについてご説明します。

食中毒とは

食中毒とは

食中毒とは、人体にとって有毒な物質を摂取することで起こる、発熱や嘔吐、下痢、倦怠感などの疾病の総称です。食中毒の原因となる毒素は、主に以下の5つに分類されます。

  • 細菌(腸管出血性大腸菌O157、サルモネラ菌、カンピロバクターなど)
  • ウイルス(ノロウイルスなど)
  • 自然毒(ふぐ、毒キノコ、ジャガイモの芽、トリカブト、グロリオサの球根など)
  • 化学物質(鉛、カドミウム、水銀、農薬など)
  • 寄生虫(クリプトスポリジウムなど)

上記の毒素に起因する食中毒は、ひとりひとりが衛生に気を付け、安全な食の知識を持つことによって、おおよそは未然に防ぐことができます。しかし、公共施設・宿泊施設などでの飲食や、空気感染を原因として食中毒が起こる場合もあります。保健所は被害の拡大や再発を防ぐため、食中毒の疑いが発覚した際には、すばやく原因の調査に取りかかります。

保健所による食中毒の原因調査手順

保健所による食中毒の原因調査の流れを、4つの項目に分けて見てみましょう。

疑いの発覚

食中毒発生の疑いは各所からの届出や、保健所職員の情報収集によって発覚します。ここでいう各所とは、食中毒と疑わしき患者を診た医療機関や患者本人、消防署や学校などの公的機関、飲食店オーナーなどの営業者を指します。

調査体制の確立

食中毒発生の疑いを探知した保健所は、患者の症状、発病時期、被害規模などの情報収集を行ない、原因究明のための体制を整えます。例えば調査人員の確保や、医療機関との連携、関係機関への通達などです。特に広域感染の恐れがある食中毒の場合は、調査人員が不足しがちになるので、近隣の都道府県に応援要請を出すなどして、早期解決のための準備をしておく必要があります。

原因調査

患者の共通点や関連施設を調べ、発病の原因を突きとめます。患者が食べたものを7日前以上まで遡って調べる喫食調査や、患者の検便、原因施設の衛生検査、調理者の健康調査、給水設備の水質検査などを行ない、食中毒の有無の判断や、起因となった食品あるいは感染源の特定をします。

必要な措置の実施及び消費者への情報公開

調査によって原因食材や汚染経路が明らかになると、保健所は早期に被害を抑えるため、必要な措置を決定します。例えば原因施設の営業自粛、原因食品の販売禁止、汚染水の使用禁止などです。また、消費者に対して事件の情報をすみやかに公開し、食中毒への注意喚起と、不安の解消に努めます。