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保健所情報

過去の感染症 SARS



SARSは「重症急性呼吸器症候群」とも言い、SARSコロナウイルスを病原体とする新しい感染症です。幸いにも、今まで日本国内では流行したことがありません。そのため医療関係者の多くは、SARSの流行地での情報をもとに研究したり、予防策を伝えたりしています。

SARSウイルスについて

SARSウイルスについて

中国広東省を中心に、2003年3月頃から大流行の兆しを見せ始めたSARSウイルス。すでに2002年頃には新種のウイルスが原因だという見方が広がっていました。その後、WHOによりSARSの原因が新種のコロナウイルスであると公表され、「SARSコロナウイルス」と命名されました。コロナウイルスは、ウイルスの表面に太陽のコロナのような突起があるウイルスです。既存のコロナウイルスとは遺伝子的に違いがあり、新型のコロナウイルスとされています。

SARSの感染経路

SARSコロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染ですが、糞口感染や空気感染の可能性も完全に否定されていません。SARS患者と接した医療関係者や同居の家族など、患者の咳を浴びたり、痰や体液等に直接触れたり、濃厚な接触をした場合に感染する可能性があるとされています。ウイルスの潜伏期間は、2日から7日で最大でも10日間程度です。潜伏期間の無症状の間は、他者への感染はほとんどありません。SARSコロナウイルスの感染力は弱いのです。

SARSの症状とは

SARSの主な症状は、38度以上の発熱や、咳、息切れ、呼吸困難などの呼吸器症状です。胸部レントゲン写真で、肺炎または呼吸窮迫症候群の所見が見られます。流行先の情報によれば、下痢、頭痛、悪寒、食欲不振、全身倦怠感、意識混濁などの症状が多く見られます。病気の初期段階では、症状が普通の風邪に似ており区別が難しいとされています。そのため、SARSの流行地にいたか、感染者と接触する機会があったかどうかが、見分ける上で非常に重要なのです。

SARSの予防法

現在も、SARS予防のためのワクチンは開発されていません。予防方法としては、手洗いやうがいを小まめに行なうこと、疲れをためず、抵抗力を付けることなどです。これは、SARSだけでなく、その他多くの感染症に共通する予防法です。感染ルートは飛沫の気道吸引もあるため、マスクの着用も有効でしょう。またSARSが再発生したときには、感染者が確認された国や地域へ行かないことです。SARSコロナウイルスは、エタノール(アルコール)や漂白剤等の消毒で死滅します。現在のところ患者が触れた物を通して、人へ感染する危険は小さいと考えられています。