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過去の感染症 O157



O157は、気温の高くなる初夏から初秋にかけて流行します。特に、高温多湿となる夏は、O157などの腸管出血性大腸菌感染症の発生しやすい季節で、毎年、各地域において感染が確認されています。O157は食中毒菌の中でも特に感染力が強く、一般的に、食中毒原因菌が10万から100万個以上体内に入って発症するとされていますが、O157菌の場合は、100から1,000個で発症します。特に感染者の下痢便には多量で高濃度の菌が含まれているので、排便の後始末には注意をする必要があります。

O157の症状や感染経路、予防法とは

O157の症状や感染経路、予防法とは

近年、腸管出血性大腸菌O157による食中毒が多発しています。特に学生食堂や給食といった学校での感染が多く見られ、数百名を超える集団食中毒に発展することがあり、死亡者も出ています。抵抗力の弱い子どもや高齢者がO157に感染すると、重症になりやすいので注意が必要です。

主な症状

潜伏期間は1日から10日であり、その後、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛など食中毒の症状に酷似しています。そのため、普通の食当たりのように捉えられることや悪寒や発熱、さらに上気道感染症状を伴うなど風邪に似た症状もあり見落としがちなので、早期発見による抗菌剤投与が重要と言えます。

やがて進行すると、鮮血のような血便が見られるケースがある他、数日から2週間以内に溶血性尿毒症症候群(ようけつせいにょうどくしょうしょうこうぐん)や血栓性血小板減少性紫斑病(けっせんせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)、さらに痙攣(けいれん)や意識障害といった脳症が起こる場合もあり、死に至ることもあります。子どもや老人は、重篤化しやすく、死亡率は500から1,000人に1人程度です。

感染経路

O157は、牛、羊、豚などの家畜の大腸に生息しています。そのため、家畜糞便から水や食物を介して感染します。人はわずかな菌量で発症することから、感染者から人へ感染拡大するケースが多いです。ただし、咳やくしゃみによる飛沫感染はありません。感染するのは肉を生のまま食べたり、肉の生焼けなどで食中毒菌が体内に入ったりする場合が多く、一度、感染者が出ると、児童や学生の園内や学校内で感染が拡大するケースが多いです。

予防方法

子どもの場合は手洗いが不完全でないことが多く、園内、学校内での二次感染が引き起こされやすくなります。また、感染者が出た場合、家庭内で看護する際には通常の手洗いに加え、逆性石鹸や消毒用アルコールなどによる消毒も効果的です。汚物などの付いた衣服などは、家庭用漂白剤や数分間の煮沸の処理をしたあとに洗濯すると良いです。 レバーや肉の刺身、ユッケなど、肉の生食は避けたほうが無難です。食中毒菌は加熱すれば、死滅しますので、肉は十分に加熱し、生野菜はよく洗って食べましょう。