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過去の感染症 C型肝炎



C型肝炎はその感染経路がいまだに解明されていない感染症ですが、中にはHCV(C型肝炎ウィルス)に汚染された血液製剤を、止血剤として投与されたことが原因と思われる「薬害C型肝炎」があります。このような「薬害C型肝炎」は、個人が国や製薬会社を相手に、長年にわたって訴訟が起きています。

C型肝炎について

C型肝炎について

2009年11月、薬害による肝炎患者を救済する肝炎対策基本法が成立しました。一方で、国内におけるウイルス性肝炎患者の数は350万人とも言われています。これらの薬害患者が2002年に起こした「薬害訴訟」は、近年やっと解決することができました。

C型肝炎の症状や治療法

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスに感染することで起こる肝臓の病気ですが、肝臓は症状も分かりにくく、発見が遅くなりがちです。進行すると、慢性肝炎や肝硬変、肝がんへと発展します。肝がん患者の75パーセントがHCV感染者です。C型肝炎ウイルスは医原病(医療行為が原因となって生じた疾患)だという声もあります。まだまだ謎が多いC型肝炎の感染経路ですが、C型肝炎ウイルスは血液から感染しますので、空気感染や経口感染はありません。国内の感染者の多くは、C型肝炎ウイルスが発見される以前の輸血や血液製剤、あるいは注射針の使い回しによって、感染したと考えられます。しかし、現在ではこのような原因で新たに感染することは無く、新たな感染経路としては、不衛生なピアスの穴を空ける機器や入れ墨、覚せい剤などの回し打ちなどです。性交渉による感染や、母から子への感染(母子感染)は、ほぼありません。その他にも、地域によって感染者数に差があり、注射器を使い回した頃の予防注射を行なった地域とC型肝炎の感染者数が重なるという事実もあります。輸血に関しても、血液製剤は加熱処理を施し、予防注射に関しても使い捨て器具を使用しているので、感染の危険はありません。

「薬害C型肝炎」訴訟

2002年10月、東京と大阪のC型肝炎患者たちの訴訟から、「C型肝炎薬害訴訟」は始まりました。訴訟内容は、出産や手術の際にC型肝炎ウイルス(HCV)に汚染された、血液製剤を止血剤として投与されたことで感染したというものです。感染患者が、国と製薬会社3社を相手取り、総額 100億円を超える損害賠償を求めました。この訴訟をきっかけに、全国の5ヵ所の集団訴訟へと発展し、大阪、東京、福岡、名古屋、仙台のすべての地域で、製薬会社の責任を認め判決が下されました。4つの地裁では国の責任も指摘されました。

2007年には、大阪高裁が原告、被告の双方に和解を勧告し、それに対し国がウイルス性肝炎治療の患者支援策を打ち出したことから、「国が患者らに謝罪」したことが大きなニュースになりました。2008年1月には、ようやく原告団と国の和解合意に至ったのです。これにより、他の地域でも訴訟は順次、国との和解手続きに入り、製薬会社もこの方針にしたがいました。