ご希望の保健所・保健センター情報を無料で検索できます。

施設リサーチ/ホームメイト・リサーチTOP

パブリネット
保健所・保健センター
トップページへ戻る
トップページへ戻る

保健所情報

性感染症定点医療機関が届け出る5類感染症



性感染症に関する産婦人科の定点医療機関は、全国に約1,000ヵ所あります。性感染症に関する定点報告は、月単位で行なわれます。その対象となる、感染症は「性器クラミジア」と「性器ヘルペス」、「尖圭(せんけい)コンジローマ」、「淋菌(りんきん)感染症」の4種類になります。

性感染症定点の内容

性感染症定点の内容

性感染症は男女間の性行為によって感染する病気のことです。そのため、同じ感染症にかかっても男性と女性では症状や重症度にも違いがあります。その中でも定点の対象となる4つの性感染症についてご説明します。

性器クラミジア感染症

症状は淋病(りんびょう)に似ていますが、淋病に比べると軽度です。男性の場合、多くの場合が排尿困難や排尿時の痛みを感じ、尿道口より最初は薄く次第に濃いクリーム状の膿が出ます。女性の場合はおりものの増加や下腹部痛が見られますが、その症状は軽く「性器の風邪ひき」とも言われます。ですが、進行が進むと不妊の原因になるので注意が必要です。

性器ヘルペス感染症

ヘルペスウイルスは、通常、口の周囲に水泡ができる病気として知られています。潜伏期間が3日から7日間ですが、初めて発症する患者と、再発患者では、その症状に違いがあります。初めてヘルペスに感染した場合、患部に米粒程の水泡が現れ、水泡や潰瘍性の病変をつくり、かなりの痛みを感じます。2週間から4週間で症状は消えますが、排尿時に強い痛みがでることもあります。ヘルペスウイルスは、いったん感染すると神経に潜伏し、月経や性交渉などの刺激やストレス、疲れなどで再発することが多いのです。再発した場合も、小さい潰瘍性の病変をつくり、1週間程で改善します。初感染時には、抗ウイルス剤のアシクロビルの服用が必要ですが、再発時は症状も軽くなるので塗り薬でも十分です。

淋菌感染症

俗に「淋病」として知られます。淋菌に感染し発症します。潜伏期間は2日から5日間程ですが、男性の場合は尿道に軽いかゆみや熱っぽさを感じ、尿道から白く濁った膿が出るのが特徴です。男女ともに排尿時に強い痛みを感じ、症状が進行すると頻尿、排尿困難、最終的には出血がみられ、女性の場合は不妊になる可能性もあります。また、女性の方が症状は軽く、排尿の際の軽い痛みや、頻尿程度で、本人が気付きにくいという場合があります。ただ、放置すると子宮や卵管での感染が進み、骨盤内感染や不妊の原因になります。悪臭のする、緑白色や黄色のおりものや、下腹部の痛み、発熱などがある場合には検査を行ないましょう。ペニシリン、ニュキノロンなどの抗生物質が効果的と言われています。

尖圭コンジローマ

近年では、尖圭コンジローマのHPV(ヒトパピローマウイルス)は、長い期間を経て性器癌になる可能性があると言われています。潜伏期間は、3~4ヵ月間で、性器周辺部にイボ状の小腫瘍がたくさんできます。増殖するとカリフラワーのような塊になります。自覚症状がなく、イボが大きくなったころに不快感を覚える程度です。進行すると炎症を起こし痛み、かゆみ、性交痛、排尿痛が現れます。治療法は外科手術による切除や、電気焼灼やレーザーメスによる蒸散法、液体窒素による凍結療法と、患部に薬を塗布する方法があります。再発しやすいため、1年もしくは2年の定期検診が必要です。