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眼科定点医療機関が届け出る5類感染症



眼科の担当となる感染症は内科や小児科に比べて少ないのが特徴です。定点機関による届け出の必要な感染症は「急性出血性結膜炎」と「流行性角結膜炎」の2種類になります。眼科定点医療機関には、全国に約700ヵ所の眼科医が指定されています。

眼科定点による届け出内容

眼科定点による届け出内容

眼科定点の届出対象となる感染症は、「急性出血性結膜炎」と「流行性角結膜炎」です。全国の眼科定点の医療機関から報告された患者数から、定点あたりの値を算出し、流行のレベルを判断します。報告対象の、感染力の強い眼病についてご説明します。

急性出血性結膜炎

アフリカのガーナが発祥の病気であり、別名「アポロ病」とも言われています。潜伏期間は1日で、最初に強い目の痛み、かすみ目を感じます。結膜の充血、特に結膜下出血をおこし、目が真っ赤になります。最初は片眼から発症し、1日以内に両眼に広がります。これはエンテロウイルス70型や、コクサッキーウイルスA24変異型のウイルスに感染することで起こる急性結膜炎のことです。結膜炎の症状は、およそ1週間で治癒することが多いですが、急性出血性結膜炎を発症したのち、半年から1年後に四肢の運動麻痺が現れることがあります。感染者の多くは1歳から4歳の乳幼児が最も多く、その他にも小学生以下の子どもも感染しやすいといわれています。また、成人の感染者も増えているようです。季節などの流行の傾向はなく、感染者の涙や目脂(めやに)、顔を触った手指やタオル、ハンカチを介して接触感染します。感染力は非常に強いですが、ウイルスは熱や乾燥に弱いので、90度以上の熱湯で5秒の煮沸消毒や、80パーセントのエタノールアルコールで拭いて乾燥させることで滅菌され、感染拡大を防ぐことができます。

流行性角結膜炎

感染力が非常に強い結膜炎で、別名「はやり目」と言われます。アデノウイルス4、8、19、37型などによる感染が原因で、夏から秋にかけて多く発症が報告されています。潜伏期間は、約1~2週間とされ、急に目脂、流涙(りゅうるい)、強い結膜の充血の症状が起こります。異物感、眼痛を伴い、最初は片眼から、やがて両眼性になります。発病後2~3週間で治癒することが多いです。感染者の涙や目脂がついた指やタオル、その他の物品から接触感染やプールなどで拡大します。そのため、児童に限らず、成人が感染した場合でも、感染の可能性がなくなるまで、登校や出勤の停止になります。1歳から5歳を中心とした小児に多く見られる病気ですが、成人を含んだ幅広い年齢層にみられます。