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3類感染症の概要



日本では、1887年に制定された「伝染病予防法」が大きく改訂され、1999年に感染症法が新たに施行されました。その後、鳥インフルエンザや新型インフルエンザなど、世界的な感染症が流行し、保健医療を取り巻く環境が変化している中で、このような変化に迅速に対応するため、2008年感染症法が改正されました。感染症の症状の重さや病原体の感染力によって、1類から5類感染症の他、指定感染症や新感染症を加えた7種類に分類されました。

3類感染症とは

3類感染症とは

3類感染症とは、病気にかかった場合の重篤性などから総合的に判断した結果、危険性はそれ程高くないが飲食や食品系など特定の職業集団(要するにレストランなど)において感染の可能性がある感染症のことです。この症状にかかると、食品系など特定職業では、二次感染を防ぐために営業が制限されることがあります。3類感染症の患者を診察した医師は、最寄りの保健所から知事に届けることが義務付けされています。

3類感染症に指定される病気

感染症は感染経路や病原体の種類で分けることができます。感染経路では、 接触や咳、くしゃみなどの飛沫感染で、人から人へと感染するケース、動物や昆虫から人に感染するケース、傷口からや、食べ物によって感染するケースなどがあります。病原体別では、ウイルスによるもの、細菌・真菌によるもの、寄生虫・原虫によるもの、クラミジアなどによるものなど様々です。ここでは、3類感染症に指定されている具体的な病気について説明します。

コレラ(コレラ毒素産生性コレラ菌 による急性感染性腸炎)
潜伏期間は数時間から5日間といわれますが、実際には1日前後の潜伏期間が多いです。近年では、軽症の下痢や軟便で済むことも多いですが、重症化すると1日数リットルから数10リットルもの水様便が排泄されます。激しい嘔吐と、極度の脱水症状に注意が必要です。高齢者では重症になることが多く、まれに死に至るケースもあります。
赤痢(細菌性赤痢)
赤痢菌の経口感染が原因の、急性感染性大腸炎です。潜伏期は3日以内というケースが多いです。症状としては、発熱、下痢、腹痛を伴うしぶり腹や、赤痢特有の膿や粘血便の排泄があります。最近では軽い下痢や、無症状で終わるケースが多く、成人よりも小児の方が重症化しやすいとされています。
腸管出血性大腸菌感染症
ベロ毒素を生産する腸管出血性大腸菌の感染によって起こり、例では O157、O145、O111があります。一般的な特徴は腹痛、水様性の下痢や血便などです。また嘔吐や38度以上の高熱も伴うこともあります。さらに急性腎不全などの合併症を起こしやすく、幼児や高齢者では致命症になることもあります。その他の腸管出血性大腸菌感染症には「腸チフス」や「パラチフス」などがあります。