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保健所情報

保健所とは



私たちが生活をする上で大切な公共機関のひとつに「保健所」が挙げられます。保健所の制度は昭和13年に設立され、長い間、市民の健康や衛生面の管理をしてきました。ここでは、あまり知られていない保健所の成り立ちについて紹介します。

保健所の歴史

保健所の歴史

保健所は昭和12年4月5日に保健所法が制定された翌年、昭和13年に日本で初めて設立されています。当初、保健所の位置付けは、市民の健康を守るための施策を行なう、いわゆる対人保健業務がメインとなっていました。しかしながら、当時の環境衛生はおざなりになっていた訳ではなく、環境衛生の管理は警察の権限によって行なわれていました。その後、予防医学論の発展とともに環境整備についての考え方が変化し、今日の業務を行なう保健所が生まれたと考えられます。

地域保健と保健所のかね合い

保健所の役割が大きく変貌していった重大なトピックとして、第二次世界大戦が挙げられます。終戦直後の日本は、社会そのものが混乱の中にありました。国民の健康状態は、栄養不足などで最悪の状況でした。健康状態が悪い場合には、人間の持つ様々な免疫力の低下が進みます。そうした中で急性伝染病に感染してしまう患者が後を絶たず、蔓延する急性伝染病の対策は非常に重要な課題でした。このような戦後の状況下において、保健所は大きな使命を背負っていました。日本再建のために国民の病態を予防し、環境を整えていくことが急務とされていたからです。こうして現代までの保健所の設置義務者である都道府県・政令市は、法令や関係法案によって現在の環境整備を行なっています。

ナショナル・ミニマムとシビル・ミニマムの考え方

保健所は、国家保障を基盤とする「ナショナル・ミニマム」と、市民生活に必要な最低限の基準を基盤とする「シビル・ミニマム」の2つの観点において、どちらを強く基盤とするか論争が起こることがあります。ナショナル・ミニマムとシビル・ミニマムとは一体何を意味するのでしょうか。

ナショナル・ミニマム

日本国憲法第25条に定められている内容に関連し、国家が国民に対して保障する最低限の生活水準を指します。ナショナル・ミニマムのレベルが低いと、国民の幸福度にも大きく影響すると考えられます。

シビル・ミニマム

シビル・ミニマムとは都市化された地方社会において、市民が生活を営む上での最低限必要な生活基準を指します。都市によってシビル・ミニマムに格差が生まれないよう、政策の決定や施策を行なうことが重要だと言えます。保健所では、ナショナル・ミニマムのベースは上げていかなければなりません。一方で、ナショナル・ミニマムを細分化していく先にシビル・ミニマムがあります。そのため、保健所は国家に対してひとつの機関として働きかけを行なっていくことも必要ですが、地方からベースを上げていくことに注力するのも重要な役目のひとつです。